ロータリーの基礎知識 第3版
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●ロータリアンの職業宣言(DeclarationforRotariansinBusinessesandProfessions)−26−1989年規定審議会は次の職業宣言を採択した。事業または専門職務に携わるロータリアンとして、私は以下の要請に応えんとするものである。1)職業は奉仕の一つの機会なりと心に銘せよ。2)職業の倫理的規範、国の法律、地域社会の道徳規準に対し、名実ともに忠実であれ。3)職業の品位を保ち、自ら選んだ職業において、最高度の倫理的規準を推進すべく全力を尽くせ。4)雇主、従業員、同僚、同業者、顧客、公衆、その他事業または専門職務上、関係をもつすべての人々に対し、ひとしく公正なるべし。5)社会に有用なすべての業務に対し、当然それに伴う名誉と敬意を表すべきことを知れ。6)自己の職業上の手腕を捧げて、青少年に機会を開き、他人からの、格別の要請にも応え、地域社会の生活の質を高めよ。7)広告に際し、また自己の事業または専門職務に関して、これを世に問うに当たっては、正直専一なるべし。8)事業または専門職務上の関係において、普通には得られない便宜ないし特典を、同僚ロータリアンに求めず、また与えうることなかれ(89−148、旧章典)。ロータリーの社会奉仕とは、ロータリアンひとりひとりの個人生活、事業生活、社会生活に奉仕の理想を適用することを奨励、育成することである。(中略)社会奉仕は、ロータリアンひとりひとりが「超我の奉仕」を実証する機会である。地域に住む人々の生活の質を高め、公共のために奉仕することは、すべてのロータリアン個人にとっても、またロータリー・クラブにとっても献身に値することであり、社会的責務でもある。この精神に立脚して、各クラブに対し次のように勧奨する。1)地域社会における奉仕の機会を定期的に調査し、各クラブ会員に地域のニーズを検討させること。2)社会奉仕プロジェクトを実施するに当たっては、会員の得意とする職業上の能力や職業上以外の力を生かすこと。4)各種社会奉仕活動を秩序立てるために、ロータリー・クラブが提唱するインターアクト・クラブ、ローターアクト・クラブ、ロータリー地域社会共同隊、その他のグループと緊密に協力すること。6)社会奉仕プロジェクトの実行に当たっては、望ましく、また、実現可能な限り、必要とさ社会奉仕に関する声明(StatementonCommunityService(抜粋))(CommunityService)社会奉仕ロータリーの金看板は職業奉仕でありますが、ロータリーは地域社会に対して、実際に多様な社会奉仕活動を実施しています。その指針となるものが1992年の「社会奉仕に関する声明」と1923年の声明である「決議23−34」です。1992年規定審議会は、社会奉仕に関する次の声明を採択しました。

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