ロータリーの基礎知識 第3版
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−51−すべての地区は、ロータリー章典第17.030.1.から第17.030.3.までの条項に準拠し、地区リーダーシップ・プラン(DLP)を開発し、採択するよう義務づけられています。義務づけられている地区リーダーシップ・プランの構成要素は次のようなものです。a「ガバナー補佐」、「地区研修リーダー」、「地区委員会」「クラブ・リーダーシップ・プラン」といった共通の用語bガバナー補佐、地区研修リーダー、地区委員会委員、クラブリーダーの明確な責務と任務c地区内のリーダーシップの継続性を確保する地区委員会dガバナーが委任することのできない任務や責務の明確な記述eクラブが(地区リーダーシップ・プランに)対応するクラブ・リーダーシップ・プランを施行するのを助ける明確な計画地区リーダーシップ・プランは、ガバナーがガバナー補佐を任命することを定め、ガバナー補佐がクラブ運営に関連した管理業務を遂行することで、ガバナーが以下の責務に専念する時間が持てるようにするものです。a)会員の入会と参加促進の重要性を強調する。b)具体的な行事への参加を通じて、クラブと地区の活動やプロジェクトに参加するようロータリアンを奨励する。c)ロータリー財団セミナーやロータリー財団プログラムへの参加を奨励し、また財団の表彰プログラムを通じて財団への財政支援を奨励する。d)表彰や賞を通じて、個々のロータリアンの功績を称える。e)地区の将来を計画する。f)クラブ・リーダーシップ・プランを通じて、地区のクラブの長期的な発展に取り組む。g)RI細則16.030節に掲げられている任務を遂行する。また地区運営の継続性を図るため、現職の地区ガバナー、ガバナーエレクト、ガバナーノミニーは、以下の項目について一致した見解に達するべきとされています。a)地区の戦略計画b)任期が1年を超える地区役職の任命c)期間が1年を超える地区奉仕プロジェクト(章典17.030)ガバナー補佐はガバナーエレクトにより任命され、指定されたクラブの運営に関してガバナーを補佐する責務を担います。ガバナー補佐の任務には次のようなものがあります。a)次期クラブ会長と会い、クラブ・リーダーシップ・プランの推進、実施、見直しを毎年行い、クラブの目標について協議し、全てのクラブが十分な機能を発揮するよう配慮する。b)クラブに、ロータリークラブ・セントラルに目標を入力し、達成状況を追跡するようを奨励する。c)各クラブを定期的に訪問し、クラブの活動、リソース、機会について協議する。d)ガバナーの公式訪問の日程調整および計画についてクラブのリーダーを補佐し、ガバナーの公式訪問に際して開かれる各クラブ協議会に出席する。e)地区の目標の設定を補佐する。f)ガバナーにクラブの進捗状況を知らせる。g)クラブが定期的に会員情報を更新し、納入義務金を期日までに支払うよう確認する。h)適切な地区委員会と協力してクラブレベルの研修の調整を図る。i)地区リーダーシップ・プラン、クラブ・リーガバナー補佐(AssistantGovernor)地区リーダーシップ・プラン(DistrictLeadershipPlan=DLP)

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