ロータリーの基礎知識 第3版
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−60−資格条件留意事項(補足)WCS(WorldCommunityService)について交換プログラムは、RIの青少年保護方針、および事務総長によって定められたその他の要件を順守しなければなりません。青少年交換プログラムに参加するには、地区は、事務総長から認定を受ける必要があります(章典41.050.2)。青少年交換プログラムの参加者は、交換の開始時に年齢15〜19歳の学生を対象とします。ただし、特定の国における法律および規制がこれを認めない場合は、この限りではありません。18歳以上の学生は、参加クラブと地区が相互に合意した場合は参加することができます。青少年交換は、プログラムの資格要件を満たし、ロータリアン、クラブ、地区のいずれかにより推薦された青少年であれば、誰でも参加することができます。参加者は、学業成績が平均以上であるべきです。障害者は、可能な時期と可能な場所で、かつ派遣側と受入側のクラブもしくは地区が合意した場合には、参加することができます(章典41.050.9)。すべての学生は地元で申請を行い、地元地域社会のロータリー・クラブの支援を受けなければなりません。交換青少年の両親または法定保護者は、健康保険、傷害保険、及び責任保険を提供し、受入地区への往復旅費を負担するよう期待されています。ホストファミリーは交換青少年に部屋と食事を提供し、受入地区は教育費の全額に加えて、小額の小遣いも提供するよう期待されています。交換は派遣地区と受入地区の同意の下に組織され、互恵的であることが期待されます。すべてのクラブ、地区は、交換留学生をめぐる肉体的、性的、精神的な虐待の問題を防止したり、適切に対応するために、危機管理体制を強化することが奨励されています。その上、クラブと地区が青少年交換活動を実施する前に、賠償保険加入に関する助言も含め、責任問題について法律顧問に相談するよう強く奨励されています。RI理事会は、ガバナーに対し、地区青少年交換担当役員または次期ガバナーを委員として含む委員会を任命し、役員又は委員の住所と氏名を事務総長に報告するよう勧めています(旧章典)。1962年に始まったWCS(世界社会奉仕)は2011年6月末を以て廃止されました。それまではRIとしてProjectLINK(プロジェクトリンク)というデータベースなりウェブサイトを作成していたので、WCSに関心のあるクラブはそのデータを見てWCS事業に取り組むことが可能でした。廃止の理由はエド・フタRI事務局長(当時)からの案内によると、「この決定は、改定されたRI長期計画の優先項目、並びに『プログラムを基本としたモデルからリソースとサポートのモデルへ』のRIプログラム運営の全般的転換の必要性を反映したものです。この新モデルは、クラブ同士の関係や協力を助長することによって、多大な成果をもたらす国際奉仕プロジェクトの数や範囲を広げることを目指しています。」非常に分かりにくい表現ですが、私の理解は次の通りです。「RIとしては、ProjectLINKを通してWCS事業を紹介することをやめる。その代りに『リソースとサポート』を提供することにより、国際奉仕事業を支援する」。そして『リソースとサポート』とはRIのウェブサイトであり、また、ロータリー財団からの補助金である」ということのようです。WCSというプログラムを廃止しましたが、戦略計画の3つの優先項目の一つが「人道的奉仕の重点化と増加」であり、現在のRIのウェブサイトには「ロータリーアイデア応援サイト」というかつてのProjectLINKのようなサイトが載っていますので、「RIのプログラム」という位置付けではなくなったけれど、RIとしてクラブの国際奉仕事業を支援していく方針には変わりはな

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