ロータリーの基礎知識 第3版
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−5−ロータリーとは、高い倫理基準を持った事業家及び専門職務の人々の集まりで、企業経営の基礎として、最高品質の製品やサービスを社会に提供しようとする人々の集まりです。ロータリーは1905年、ポール.P.ハリスの提唱により、最初のロータリー・クラブがシカゴで誕生しました。当初4人でスタートしたロータリーは、世界中の事業家及び専門職務の人々に広まり、現在は、200以上の国あるいは地域、約35,000クラブ、約120万人の会員となっています。ロータリーの会員は、主として最高品質の製品やサービスを社会へ提供することにより、世の中第4条ロータリーの目的ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある。具体的には、次の各項を奨励することにある:第1.知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること;第2.職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事はすべて価値あるものと認識し、社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものにすること;第3.ロータリアン一人一人が、個人として、また事業および社会生活において、日々、奉仕の理念を実践すること;第4.奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、国際理解、親善、平和を推進すること。(RI定款第4条、標準クラブ定款第5条)へ役に立とうとしますが、その他の場面においても、世のため人のために役立とうとしています。それを個別に述べますと、1.世のため人のために役立つ機会を通じて知り合いを広め、2.全ての有用な職業は価値あることを認識し、各自の職業を品位あらしめるものとし、3.個人生活、職業生活、社会生活において、社会あるいは人々に役立つことを実践し、4.国際ロータリーという組織を通じて世界理解、世界親善そして世界平和を推進しようということになります。このことを国際ロータリーの定款第4条及び標準ロータリー・クラブ定款第5条の「ロータリーの目的」で次のように規定しています。TheObjectofRotaryistoencourageandfostertheidealofserviceasabasisofworthyenterpriseand,toencourageandfoster:First.Thedevelopmentofacquaintanceasanopportunityforservice;Second.Highethicalstandardsinbusinessandprofessions;therecognitionoftheworthinessofallusefuloccupations;andthedignifyingofeachRotarianʼsoccupationasanopportunitytoservesociety;Third.TheapplicationoftheidealofserviceineachRotarianʼspersonal,business,andcommunitylife;Fourth.Theadvancementofinternationalunderstanding,goodwill,andpeacethroughaworldandprofessionalpersonsunitedintheidealofservice.inparticular,fellowshipofbusinessロータリーの目的(ObjectofRotary)Article5Objectロータリーとは

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