ロータリーの基礎知識 第3版
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−79−ロータリー財団への寄付は自発的なものです。従って、財団への寄付を会員資格の条件としてはいけません(章典5.020.2)。ガバナーは、PETS、地区協議会、地区財団セミナー及び公式訪問などを通じて、ロータリー財団への寄付の重要性を強調するよう推奨されています。金額を問わず、次の三つの基金に寄付することができます。管理委員会は、寄付の使途について地区に発言権を与え、地区が最大限プログラムに参加できるように、資金の配分に関するシェア・システムを開発しました。このシステムを通じて、1)ロータリアンは、世界中のロータリアンとその資産をシェア(共有)します。2)財団管理委員会は、意思決定の権限の一部を地区にシェア(分与)します。1)年次プログラム基金は、財団プログラムの主な資金源です。寄付金は、寄付の約3年後に使われます。2)恒久基金は、元本を使用することなく、収益部分のみを財団プログラムの支援に使う基金です。元本を使用しないので、恒久基金の蓄積が進めば、収益部分も増大し、安定したプログラム原資となることが期待できます。3)ポリオ・プラス基金は、ポリオ・プラス・プログラムと、ポリオを世界から撲滅するという目標の支援のために、使途を指定された寄付金の基金です。3)ロータリアンは、財団を通じて世界中とすべての地区の年次プログラム基金への寄付は、地区財団活動資金(DDF)と国際財団活動資金(WF)の二つの活動資金に分けられます。これら二つの資金は、47.5パーセントがDDFに、47.5パーセントがWFに分配されます(5%は管理運営費用)。ある年度に寄せられた寄付金は、その3年後に使用が可能になります。地区は、地区財団活動資金(DDF)を人道的プロジェクト、奨学金、青少年プログラム、VTTなどに使用することができます。国際財団活動資金(WF)は、ロータリー平和センター、グローバル補助金のマッチングなどに充てられます(財団章典17)。会員からいただいた寄付が、財団のプログラムにどのように使われるかは、次ページの図を参照願います。ロータリーをシェア(共有)します。シェア・システム(SHAREsystem)財団への寄付(ContributionstotheFoundation)

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